
今回の施工は瓦棒のカバーでした。
年輩のおじいさんとおばあさんが住んでいるお宅です。
『雨漏りがあったから修理できるか』と依頼があり、見積へ行くと
天井から壁に水のつたった跡がありました。下屋のカバー修繕を提案しました!
『もう住んでくれる人いないから簡単にして』とのお話でした。
息子さんも町で生活をしているため、工事は三枚だけの施工となりました。
『雨漏りがなくなったで』ととても満足されていましたが住む人がいないことが少し寂しく感じました。
日本の高齢化と空き家の増加
高齢化が進む理由
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出生率の低下
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若い世代の結婚や出産が減っているため、子どもの数が少なくなっています。
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結果として「若い人が減り、年配の人の割合が増える」状態になります。
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医療の発達
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医療技術や生活環境の改善で寿命が延びました。
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昔よりも長く生きる人が多くなり、全体の平均年齢が上がっています。
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都市への人口集中
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若い世代は仕事を求めて都市に移動するため、地方には高齢者が残りやすくなります。
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地方では「高齢者が多く、若者が少ない」構造が強まります。
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空き家が増える理由
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高齢者の死亡・施設入居
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高齢者が亡くなったり、介護施設に入ったりして、住んでいた家が空くケースが多いです。
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子どもが都会に住んでいるため、家を引き継ぐ人がいないことも多いです。
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相続や管理の問題
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相続した家をどうするか話し合いが進まず、放置されるケースが増えています。
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遠方に住む子どもが管理できず、結果的に空き家のまま残ります。
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地方の人口減少
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そもそも住む人が減っている地域では、売ることも貸すことも難しいため、家が空いたままになります。
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🔗 高齢化と空き家の関係
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高齢者が増える → 家を維持できない、住まなくなる家が増える
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若者が減る・都市へ移動 → 空いた家を使う人がいない
→ 結果として 「高齢化が進むほど空き家が増える」 という悪循環が生まれます。
🧭 対策の方向
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リフォームや移住支援:空き家を若者や移住者が住めるように再利用
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空き家バンク制度:自治体が空き家情報を公開してマッチングを促進
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税制・法律の見直し:放置空き家に対する課税強化や管理義務化
